旅と健康のミニマリズム

ミニマリズム

2024年11月、6年ぶりに海外へ行ってきた。旅先は香港。名古屋を経由して全てLCCで行く航程だったので、機内持ち込みできる7kg以内の持ち物で荷造りをした。

しかし、1ヶ月ほど前から過敏性腸症候群(IBS)、1週間前から副鼻腔炎(ちくのう)になるというダブルパンチを食らい、ミニマルな荷物+薬と大量のティッシュを持ち歩かなくてはいけない状況に。

ミニマルに香港を楽しんで「ミニマリズム最高!」と、100万ドルの夜景を見ながら叫びたかったのに、身軽どころかカバンの中には薬やらティッシュやらマスクがとっ散らかり、いざという時にスマホや財布が見つからない始末、、

挙句の果てに滞在中に病気が重症化し寒気と頭痛で眠れず、後半は生きて帰ることが目的になるというハードな経験をして帰国。

そんな今回の経験から、ミニマリズムを浅堀りしてみる。

持ち物は7㎏以内

ミニマリズムを実践するうえで、持ち物を7㎏以内にまとめるというのはでひとつの基準になる。

なぜならほとんどの場合、LCCでも7㎏以内であれば荷物を機内に持ち込むことができるからだ。

日頃から持ち物を7㎏以内にまとめていれば、簡単な荷造りでどこにでもすぐに旅立つことができる。

僕は無駄に「持ち物7㎏縛り」で生きているので、今回も荷造りの手間はほとんどなく、いつもの持ち物と下着(今回は薬とテッシュも)をリュックに入れて旅立った。

ちなみに今回の総重量は6.5㎏。すべての移動を最小限のコストで乗り切ることができた。

必要最小限は時と場合によって異なる

人間である以上は必要最小限の持ち物に正解があるものだと思い、ミニマリストの人たちの持ち物なんかを参考にしたりして自分の持ち物を厳選してきた。

しかし今回の旅行で最も学びが大きかったのは、必要最小限は時と場合によって異なるということ。

今回の旅で言えば最初から体調が悪かったため、普段は持ち歩かない、薬、テッシュ、ゴミ袋、コンパクトダウン、カイロを常備していた。

そうなってくるとあらゆる状況を想定して持ち物を完全に固定化することは不可能で、必要最小限に正解というものは無く、その時の状態によって変化するものなんだと理解できた。

ま、そんなに頑なに持ち物を最小化する必要もないのだが、性格的にも「これだけで生きていく!」みたいな極端な縛りを設けたくなってしまうのだが、今回の件で色々気づけたのでこれからは少し柔軟に生きていこうと思う。

健康こそミニマリズムに最も必要なもの

体調が悪いと持ち物が増えるということは上記に書いたとおりなんですが、逆をいうと体調がよければ持ち物が減らせる、というのも今回の学びだった。

ミニマリズムを実践してある程度の持ち物が減ってきたら「体調を整える」というフィジカルなフェーズに突入することで、旅行の持ち物は確実に減らすことができる。

体調が良いと薬や衛生用品も減らすことができるし、なにより気持ちの余裕が全然う。
人間は不安になると荷物が増えると言うが、まさに体調不良というのは不安の原因をつくりだし、安心感を得るために気がつけば荷物を増やしてしまう。

心身の健康の上に成り立つミニマリズムの実践。
物を減らすことで体の状態をしっかりと見つめ直し健康を手に入れる。そしてまた物を減らしていく。

ミニマリズムの実践とは、健康の実践なのだと感じた香港旅行だった。

まとめ

という訳で今回のミニマリズムをまとめると

・ミニマリズムを感じる旅は7㎏(以内)の荷物から始まる

・必要最小限は状況において柔軟に変化させる

・健康という持ちものを手放してはいけない

次の旅は万全な体調でミニマリズムを体現したい。体調管理、気つけます。

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